sand cube

The more I learn the more I realize I don't know. The more I realize I don't know the more I want to learn.
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# 被災記(vi)
 3/14(月)@仙台
地震から4日目
同行:hちゃん・師匠


朝起きて、頭を洗う。
まだもちろんガスは止まっている。
「修行だ修行!」とか言いながら水で洗う。
(夜だとやっぱり寒いから朝にした)
沸かしたお湯にタオルをひたしてしぼって、それで体をふく。



朝ご飯はhちゃんが焼き魚を出してくれる。
おいしい。




前の日インターネット予約ができたバスがあったので、
無理っぽいかなぁとは思いながら歩いてバスセンターまで行くことに。
大体10時、外に出ると快晴。しかも暖かい。

片平はあまりにいつも通りで、
本当に地震があったのか?と思ってしまう。
ただ店先が陥没していたり、家の横の簡易階段?が抜け落ちていたりとやはり爪痕はある。




バスセンターは何とその日閉鎖されていた。
前日席一杯に座っていた人たちを思い出した。

「40番前の山形行きのみの運行」と張り紙があるので、駅前に向かう。
十分ほど歩いて駅前のバス停に着くと、かなりの行列ができていた。
宮城県内の他の町行きのバスも出ているらしいので、
何に並んでいるのか分からない。




係の人に聞いてみると、
「山形行きは運行しているが、時間は分からない」
というのである程度待つのは覚悟した。
また「前の日は21:30ころの最終便でも何人かお断りした」と言う。乗れない可能性もあるのか...
ついでに「前の日何本出ましたか」と聞いてみると、「数えていないので分からない」と...えっ。
(この後並んで分かったが、かなり多くの本数が出ているので数え切れなかったろう)




このあと銀行(開いていた)に寄って、一旦マンションへ。
もうお昼で、行くときに開いていて驚いた近所の豚カツ屋さんが混み始めていた。





もう一回HPを見ると、一応通常時の時刻表が載っていて大体15本/日くらい出ている。
「まぁとにかく並ぼう!無理なら夜もそこで場所とって明日の朝でもいいし!」
ってことで、荷物をまとめて出発。
(後で思い出したがお昼食べようとしていたポトフの存在をすっかり忘れていた...)


hちゃんはもうほとんどバックパッカー状態。
師匠は手持ちのかばんが重くて「リュックにすれば良かった〜」と後悔気味。
自分はリュックひとつ。なぜかいつもこれに収まってしまう。
身軽すぎるので荷物持ちを手伝う。





バックパッカー(こっちは本物)の外人さんが辺りを見回している。
和菓子屋さんがお店を開けている。


一風堂の方を通っていくと、
ワゴンをとめてなにやら炊きだしをしているようだ。
これから脱出するわけだし、もらおうともせずに通り過ぎようとしたところで
「もうもらいましたか?」
お姉さんが声をかけてくれた。
「い、いいえ」とびっくりしていると一個ずつわかめごはんのおにぎりを手渡して
「がんばりましょうね!」
と言ってくれた。




時刻表を見ると駅前より県庁市役所前の方が先に通るようだったので、
乗りやすいだろうと考えてそちらに並ぶことにする。
昨日のダイエーの行列を見たせいでものすごく強気になっている。
あれより並んでる訳はないだろう。



 出発から30分くらい、確か13:30ころ。
暑い。汗をかいた。
三越あたりからは全然列が見えない。

何日か前にニュースでやっていたらしいが、着いてみるとこの日も確かに行列がすごい。
何人くらいかな、やっぱり300~400人は並んでいたと思う。
ところが並んで驚いたのは、バスの本数が半端じゃなく多い。
みんな大荷物を抱えて並んでいるが、
ちょっと列が進んで荷物を置いて一息ついているとまたすぐ前にずれる感じ。
休む間もない。これなら夜まで並ばなくてもいいんじゃないかと期待。



列は2回くらいの折り返しで、その1つ目の折り返しに来たところで
南側からとんでもない台数の消防車と救急車がサイレンを鳴らして来る。
何事かと思った。
よく見ると姫路や宝塚、関西から出動してきたようだ。
こんな遠くまで、一体何時間かかったんだろう。
最初は珍しがって写メを撮る人たちもいたが、一向に緊急車両の列が途絶えない。
あっけにとられていたが、とくに北仙台の方で何かあったということではないらしい。
一時停めるスペースがこの辺だったようだ。
しかし4,50台の消防車が次々走ってくる様子というのは尋常じゃぁなく怖かった。



ようやく最後の折り返しまで進めたところで、
山形からの各地域へのアクセスを図示した紙を一人一人に配ってくれていた。
あれ、岩手ないよ・・・師匠どうする・・・と思ったら右下。
「岩手への交通手段はないので、一度東京などへ出てから空路利用」
と確か書かれていた。驚いた。すぐ北なのに。
(師匠は秋田に何泊かして、バスの開通次第岩手に行くことにしていたので大丈夫であった)



ついに乗車。

並んだ時間は多分1時間程度。
普段は40分ほどで到着なのだが高速が使えないので、2時間程度かかるという。
何時間かかろうが出られるなら全然いい。
案内係の若い人たちが数名きびきび動いていて元気が出る。
運転手さんも本当にありがとう・・・果たしてガソリンが足りているんだろうか?
「まぁ5千円はしないよね?」なんて話していたら900円だった。
今だったらいくらだって払うのに・・・あくまで通常料金。宮交すばらしい。




そうして仙台を出た。





クラスで最もチャラくてやかましい男子たちが座るポジションに座る。
後ろの5人席である。
夜明かしも辞さない覚悟だったのに今もう、バスに乗っていた。





名取へ行くとき車で通った道を通るようなのだが、
窓の外はすごかった。
墓場の墓石が倒れていた。
何度か目にしていた空きビルのガラスが砕け散っていた。
もう少し郊外まで行くと、ガソリンスタンドに行列ができていた。
こんな建物まであった。

乗ったそばから電話をかけまくり声も落とさず雑談しっぱなしだった隣の中国人の一人が、
突然静かになったかと思うと戻してしまった。
窓際に座ってもらったhちゃん(ものすごく酔いやすい)は大丈夫だろうか、
気付かせたくないなぁと思った。
(実はこのときhちゃんも師匠も気付いていて、
2人は「ジョン大丈夫かな・・・」と心配してくれたらしい・・・)
中国人ペアはけろっとおしゃべりを再開した。




狭くて曲がりくねった山道を抜けて、2時間などあっという間だった。
山形に着いた。運転手さんはここからまた仙台に戻るのだろうか?
握手して降りたいくらいだったが、荷物のトランクの方に行ってしまっていた。





とりあえず山交ビルに入った。
普通にお店が開いている。
ドラッグストアの棚が埋まっている。
ああぁ山形すごい!
そういえばホワイトデーだったのをお菓子屋さんを見て思いだした。




師匠に荷物を見て貰ってhちゃんとトイレに寄ると、その少し先にバスターミナル口があるらしく、
見に行ってみる。

なんと鶴岡行きのバス停はここだった。


そこで声をかけられ、「え?誰?」と思うと何とクラスの男子yくんではないか。
先輩と2人でこれから新潟まで行くという。
今日来る前にも仙台〜山形を一往復したらしい。
そして今回は「友達の携帯持ってきちゃってさ〜」と言っていた。それはやばい。
「まず元気で!」「また大学で元気で会おう!」と別れる。




hちゃんのともだちが鶴岡で泊めてくれると言っていた。
すかさず料金も知らないまま行列に並ぶ。30人も並んでいないという感じだろうか。
やっぱり仙台から出てきた人が多いらしく、ざる一杯にお札と小銭を入れて精算が異常にスムーズだ。
若いおねえちゃんたちがてきぱきしていてすごくいい。
2400円払い入り口でチケットを貰うと、乗ってすぐ運転手さんがチケット回収。
チケット持っていた時間、多分数秒・・・何なんだろう(笑

今度のバスは外国人の家族も何組かいて、こどもがとてもかわいい。
またしてもチャラ男子グループ席ゲット。
席は全部埋まり、出発。
だんだん暗くなってきた。
2,3時間乗って鶴岡のSモール着。
友達と合流。総菜やアイスを買った。
(つい服も買った...)
ここも普通にものが売っている。




部屋にあるラデュレの箱が気になっていたら、やっぱり夏休みにパリ旅行したとのこと。
写真を見せて貰って盛り上がる。
やっぱりヴェルサイユの村上龍展は気持ち悪かったけど写真の撮りがいはある。




泊めてくれるだけでも本当にありがたいのに、お風呂に入れてくれた。
暖かいお風呂・・・!3人しばし絶句。笑




しかし一向に寝ようとしない仙台組・・・大変ご迷惑おかけしました。
もう1時はとっくに回っていた。
明日、じゃなくて今日はいよいよ帰れるんだなぁと思う。
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